企業長あいさつ
香川県広域水道企業団 企業長 池田 豊人
<ごあいさつ>
このたび、企業長に就任いたしました香川県知事の池田豊人でございます。
水道は、県民生活や経済活動に欠くことのできない社会基盤であり、皆さまにとって必要不可欠な水道水を供給する役割を担う香川県広域水道企業団の企業長に就くということで、その任務と責任の重大さを実感しているところであります。
香川県広域水道企業団は、安全で安心な水を安定的に供給することを目的に、単独の自治体では解決することが困難な課題に対応するため、約9年にわたる検討・協議を経て、関係者の皆さまの御理解をいただき、全国初の県内一水道として、平成30年4月に事業を開始しました。今年度は事業を開始して5年目と節目の年に当たります。
これまで、企業団運営の基本指針である「香川県水道広域化基本計画」に沿って、県内5箇所にブロック統括センターを設置し、お客さまサービスの向上や効率的な業務運営に努めてきたほか、財政収支への影響に留意しながら施設整備の着実な推進を図ってまいりました。今後、このような取り組みを継続するとともに、水道料金の統一や次期施設整備計画の策定など、令和10年度以降を見据えた検討を進めていく必要があります。
企業団発足後、関係市町の皆さまのご協力のもと、各種の取り組みを進め、その成果が少しずつ見え始めている一方で、新型コロナウイルス感染症の流行、頻発する渇水、経済のグローバル化による影響など、水道事業を取り巻く状況は刻々と変化しており、従来にも増して先行きが不透明な状況にあります。企業団では、将来にわたって県民の皆さまに安全で安心な水道水を安定的に供給できるよう、職員一丸となって取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。